◆パ・リーグ　ソフトバンク１０―０ロッテ（福岡ペイペイドーム）

　ソフトバンクが３発を含む１０安打１０得点の快勝でマジックを５に減らした。２点リードで迎えた４回に甲斐が待望の１号３ラン。投手陣も千賀が６回を無失点に抑えると、左精巣ガンから復帰した大関が最後の２イニングを無失点に抑えるなど、２試合連続の完封勝ちとなった。藤本博史監督は佐々木朗と対戦する２６日に闘志を燃やした。以下は一問一答。

（テレビ囲み）

―打線がつながった

「良く打ってくれました」

―甲斐に待望の一発が出た

「なかなか今年はホームラン打てなかった。本人が一番喜んでるんじゃないですか

―中村晃、今宮も一発を放って３本塁打

「明日、佐々木朗希君なのでいい感じで入っていけるんじゃないかと思います」

―千賀は制球に苦しみながらも６回を無失点

「要所要所はしっかり抑えてくれた。無駄な四球もあったが、さすがエースだなと思います」

―大関が１軍復帰登板を果たした

「２回ね。安定した投球をしてくれました。残りの試合は中継ぎで入ってもらうが、中（継ぎで）ロングという可能性もあるので今日は２イニングいってもらった」

―イニング途中に会話も

「復帰してから３軍戦、２軍戦と投げたが１イニングしか投げてないのでね。この先、２、３イニングの可能性もあるので『いけるか？』と聞いたら『いかせてください』ということで気持ちよくいってくれました」

―２６日は佐々木朗と対戦する

「今日みたいな連打はなかなか難しいかもしれないが、魂をこめて打席でしっかりいってくれれば何とかなるんじゃないかと思っています」

（囲み）

―新型コロナから復帰の田中正も好投した

「スピードガンよりは打者が見送ったり空振りする姿を見たら、手元で来てるんじゃないかと思う。もともと１５４、１５５出る投手。そこまで来てないが１５０前後で空振り取れているということは、良いんじゃないかなと思う」

―大関の復帰登板には、ジーンと来たのでは

「年いくとジーンと来ることが多い。昨日も（明石の引退試合で）ジーンと来たしね。今日もジーンときたし。いい投球。ドキドキしながら見とったけどね。（田中正と）２人が一番ドキドキしたと思うけどね。２人ともいい投球をしてくれた」

―３回の攻撃は三森、牧原大が連続適時打

「ああやってつなぐ打撃をね。２人ともタイムイーですけど。牧原大なんかも追い込まれてから食らいついていく。姿勢がよかったんじゃないか」

―試合前、小島の外角球を踏み込んでいくということを言っていた

「まあ、どちらかというと左打者に対しては外の傾向が強い。今日はちょっとインコースを使われていた。初回なんかね。そこで迷わされんかった方が良かったと思う」

―甲斐のフォームはぎこちなさが消えたか

「ギッコン、バッタンがなくなったでしょ。ちょっと力感なく立ってるでしょ。あのホームランの次の打撃、振り上げとったでしょ。（続く２打席は中飛、左飛）。だからホームランは毒まんじゅうになるんよね。せっかくいい感じで入ってるなと思ったら…」

―今宮は変わらず理想的なスイング

「今宮はずっと振ってないですよ（大振りになっていない）」

―甲斐はリード、守備面での貢献が大きい

「頑張ってますよ。守備は貢献している。あとは打つほうでもう少しコンスタントに打てるようになったらね」

―千賀の降板のタイミングは

「中５日になるか中６日になるか分からないけど、次の登板があるから１００球超えたところで辞めようと。はなから決めていた」

―４四球と制球に苦しんだ面も

「初回は素晴らしかった。前回も初回は素晴らしかったけど、５回くらいから先頭打者に四球とか９番に四球とかね。一番安心なところで四球を出しているケースがね。余裕を出しすぎているのか、疲れなのかは分からないけど。次の試合はビシッといってもらいたいですね」

―久々の２ケタ得点。明日が勝負どころ

「明日にちょっと取っておいたほうが良かったかな。少し取っておいたほうが」

―佐々木朗への秘策は

「食らいついていくだけです。魂を込めてね。球が速かろうが同じ人間なんだから何とかやらないと。１人１人がそういう執念を見せてくれれば攻略できるんじゃないか」

関連ニュース

・【ソフトバンク】甲斐拓也の今季１号など１０安打１０得点でマジック５　千賀滉大が１１勝
・【ソフトバンク】精巣がんから復帰の大関友久がいきなり１５０キロ　１２球で１回無失点
・【ソフトバンク】新型コロナから復帰の田中正義が１回無失点　最速１５１キロ
・【ソフトバンク】甲斐拓也、３３９日ぶり、今季３８４打席目で１号３ラン　打率１割台の不振
・【ソフトバンク】人気ＹｏｕＴｕｂｅｒのチャンネルがーどまんがセレモニアルピッチ「１５０キロ出て良かったです」