【日本ハム】加藤貴之投手 初タイトル見えた!直近2試合のフォームを改善して6勝目
スポーツ報知
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2022.9.5(月) 08:14
◆パ・リーグ 楽天2―8日本ハム(4日・楽天生命パーク)
日本ハムの加藤貴之投手(30)が修正を図り、3試合ぶりの勝利を手にした。4日の楽天戦(楽天生命)に先発し、8回を6安打無失点に抑え、8月14日のロッテ戦以来となる6勝目を挙げた。直近2試合は黒星も、映像を見て改善した成果を示した。投球回数は122回2/3と規定回数に再到達。防御率は2・05と2位につけ、タイトル取りにも近づく好投となった。
テンポよく、加藤がアウトを積み重ねていった。8回を投げ切り、6本の安打は打たれたが、先頭打者を一度も出塁させない安定した内容で、楽天に得点を許さなかった。「足の速いバッターもいますし、(先頭を出さないという)そこは意識して、自分自身、投げることができたと思います」。イメージ通りの98球を投じて手にした3試合ぶりの勝利を、そう喜んだ。
直近2試合は4、5失点で黒星が続いた。「フォームをもう一回見直した。映像を見て修正しないといけないと。変えたというか、腕の位置を意識して。自分のイメージ通りにしようと」。持ち味とする低めに丁寧に集める投球で、1併殺を含め14の内野ゴロの山を築いた。「(修正を)今日はできたと思うので、続けていきたい」と振り返りながら「今はまだまだなんですけど、もっといいものをつくれたら」と更なる向上を見据えた。
新庄ビッグボスも「ナイスピッチングでしたね」と称賛した内容で、投球回数は122回2/3と4日時点で規定に到達した。先発の核として稼働していた今季だが、7月16日にコロナの陽性判定を受けた。1か月登板できなかった期間はあったが、この日、再び規定投球回数に達した。防御率2・05は、オリックス山本の1・82に続く2位。自身初タイトルも、十分狙える位置につけている。
3日に優勝の可能性は消滅し、チームとしての1つの目標は失った。ただ残りは21試合。順調にいけば加藤に登板機会は複数回、巡ってくる。「(最終的な)規定到達を目指して。本当、チームの勝ちに貢献できるように、もっともっと頑張っていきます」。復調をしっかりと結果で示した左のエースが、より高みを目指し、次回以降のマウンドに向かっていく。
(砂田 秀人)
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