前年王者オリックスが今季最多の貯金7 山本由伸は3失点完投で12勝目

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2022.9.3(土) 20:00

オリックス・山本由伸(C)Kyodo News

● ロッテ 3 - 4 オリックス ◯
<21回戦・ZOZOマリン>

 逆転優勝を目指す3位・オリックスは、敵地で連勝を収め2カード連続勝ち越し。ロッテ戦のシーズン勝ち越しを決めると同時に、貯金を今季最多の「7」に増やした。

 打線は相手先発の“剛腕”エンニー・ロメロを前に3回までノーヒットだったが、4回二死から6番・宗佑磨がチーム初安打で出塁すると、続く安達了一が右中間を破る適時二塁打を放ち先制。6回も連打と犠打で作った二・三塁のチャンスで安達が2番手・東條大樹の代わり端を捉える2打席連続適時打を放ち、さらに一・三塁の好機でダブルスチールも決めてリードを広げた。

 投げては中7日で先発した山本由伸が、初回一死から6回まで打者16人切りの圧巻のピッチング。4点リードの7回に上位打線から集中打を浴び3点を失ったが、「4点先制してもらって、そこから逆転されるわけにはいかない。気合いを入れて投げました」と最終盤にギアチェンジ。球数100球を超えた最終回は7回に痛打を許した中村奨吾、山口航輝といった中軸を打ち取り試合を締めくくった。

 山本は9イニング・116球を投げ5安打3失点、無四球9三振の内容でロッテ戦5連勝。8月19日・西武戦に続く今季3度目の完投勝利でハーラーダービートップの12勝目(5敗)を手にした。

 同日にPayPayドームで行われた首位攻防戦は、ソフトバンクが西武に2連勝を飾りゲーム差「1」に拡大。オリックスは2位・西武と勝率1厘差のゲーム差なしに迫り、首位ともゲーム差「1」の好位置をキープした。

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