◆パ・リーグ　ロッテ６×―５西武（２５日・ＺＯＺＯ）

　ＺＯＺＯはやはり鬼門だったのか。同点の９回。守護神の増田が１死から高部に左越えへ三塁打を許すと、守りやすくするために２者を申告敬遠で満塁としたが、三木に遊撃内野安打を打たれて今季６度目のサヨナラ負け。今季ＺＯＺＯでは２勝９敗となったが、うち３度がサヨナラ負けとなった。辻監督は「終わったことだから」と必死に気持ちを切り替えた。

　１点差に追い上げられた８回、栗山の右越え３号ソロで１点を追加。辻監督が「そのままいけると思ったが」と振り返るように流れをつかみかけたが、その裏に登板した水上が３安打、２死球と崩れて２点を失って追いつかれた。初回、１番の外崎が左越えへ自身２度目となる先頭打者本塁打を放つなど５回までに４点を先行。先発の松本は５回まで２安打、無失点と好投していたとあって指揮官は「（松本は）完投ペースできていて、いい形で点も取れていたので。これが難しさなのかな」と静かに話した。

　首位のソフトバンクも敗れて０・５ゲーム差は変わらず。２６日からは敵地でオリックスと３連戦を戦うが、初戦は７連敗中の山本が立ちはだかる。「選手の気持ちをしっかりと入れ替えて、明日からの戦いを全力でできるように持っていくだけです。終わった時に一番上にいますから」と辻監督。首位奪回へ、並々ならぬ決意を口にした。

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