【ソフトバンク】躍動若鷹で27日ぶり奪首!22歳正木智也プロ1号 延長11回最後は25歳谷川原健太V犠飛
スポーツ報知
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2022.8.25(木) 06:10
◆パ・リーグ 楽天3―4ソフトバンク=延長11回=(24日・楽天生命パーク)
選手層の厚さを見せつける結果となった。コロナ禍で柳田、周東、牧原大、中村晃ら主力を大量に欠くなか、ソフトバンクが今季4度目の5連勝。0・5ゲーム差で追っていた西武が敗れたため、7月28日以来、27日ぶりの首位に浮上した。藤本博史監督(58)は「1・5キロぐらいやせたかも分からんね」と冷や汗をかきながらも、してやったりの笑みを浮かべた。
“筑後ホークス”が試合を決めた。3―3の延長11回。21歳の野村大が右翼線への二塁打で出塁。23歳の増田が送って1死三塁とすると、25歳の谷川原(たにがわら)が左翼へ決勝犠飛。4安打4打点の前夜(23日)に続き、2日連続のヒーローとなり「大樹(野村)、珠(増田)がつないでくれたチャンスだったので、絶対にかえしたいという気持ちでした」。本来ならベンチや2軍の福岡・筑後にいたかもしれない若い力。「筑後ホークスで頑張らないとしょうがない」と話していた指揮官の期待を優に上回っている。
1点を追う4回には無死二、三塁の絶好機で増田が中前に一時逆転の2点適時打。その後2死から22歳の正木が左翼席へのプロ1号ソロ。ドラフト2位の新人に通算38打席目で待望の一発が生まれ「リチャードとか増田とか大樹とか、同期の勇(野村)さん、渡辺陸も活躍していて、僕も負けられないという思いでやってきました」と胸を張った。
世代交代の必要性が叫ばれるチームにおいて、新しい芽は着実に、そして順調に育っている。「(7回には)偽装スクイズを外されるこっちのミスもありましたけど、選手がカバーしてくれました。若い選手の力です」と藤本監督。最短で30日に優勝マジックが点灯する。この勢いこそがV奪回へのラストピースだ。(中村 晃大)
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