【オリックス】山本由伸 23歳最後の登板8回11K無失点も11勝逃す「調子自体はそこまで良くなかった」

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2022.8.11(木) 06:00

7回無死、島内宏明の投ゴロを一塁へ送球する山本由伸(カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ オリックス1―2楽天(10日・京セラドーム大阪)

 山本の白星は消え、最後に黒星までつかまされた。10回2死満塁、ワゲスパックが島内に決勝の押し出し四球を与えた。小差のリードを守り切る勝ちパターンが崩れ、楽天に競り負け。中嶋監督は「負けたのはこっちの責任ですし、仕方ないです。選手のせいでもないですし」と、潔く責任をかぶった。

 17日に24歳の誕生日を迎えるエースが力投した。「調子自体はそこまで良くなかった。何とか粘り強く投げられたところはよかった」。通算50勝に王手をかけた登板。ピンチでギアを上げる貫禄の投球だった。最大の難所だった7回2死二、三塁では、渡辺佳を見逃し三振。今季最多タイの11奪三振を記録し、8回無失点と責任を果たした。

 ところが、9回1死で計算違いが生じた。新型コロナ陽性判定から9日に復帰し、2連投だった守護神・平野が岡島に同点被弾。1日で4位に転落し、首位・西武とは3・5ゲーム差に開いた。後半戦で背番号18が先発した試合は2戦2敗。このままでは後味が悪い。(長田 亨)

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