【日本ハム】近藤健介逆転サヨナラバースデー3ラン!8・9野球の日に母校「横高も勝ちましたし、最高の誕生日」
スポーツ報知
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2022.8.10(水) 06:30
◆パ・リーグ 日本ハム5ー3西武(9日・札幌ドーム)
8・9の「野球の日」に生まれた男が最高の結末へと導いた。打球が右翼ポール際へ着弾すると、日本ハム・近藤健介外野手(29)は右手を上げ満面の笑みを見せた。2―3の9回無死一、二塁。増田の146キロ直球を振り抜き、29歳のバースデー逆転サヨナラ3ラン。プロ11年目で初のサヨナラ弾に「こんなに足が震えたり手が震えているのは久々なので、頭が真っ白になっています」とお立ち台でひときわ声を弾ませた。
連打で迎えた打席。「正直バント出してくれと思っていた」と笑ったが、「打て」のサインで吹っ切れた。興奮冷めやらぬ表情で会見場に現れた新庄ビッグボスも「僕の2つのミスを帳消しにしてくれた。スクイズ(5回)とバスターエンドラン(6回)」と感謝。「みんなが言う近藤君では今年はないとちょっと聞いた。でも選球眼がいい。若い選手に選球眼を教えてもらってもいいかなと」と、指揮官も一目置く存在だ。
母校の勝利にも続いた。この日は横浜高が夏の甲子園1回戦を迎えた。後輩たちにはOBで人数分のバットと手袋を寄贈。「誕生日に試合してくれていたので、何かの縁だなと思って見ました」と午前8時開始の試合をテレビで見届けてから戦いへ臨んだ。「横高も勝ちましたし、周りがつないでくれて最高の誕生日」と喜びもひとしおだった。
「行動でも結果でも引っ張っていける存在になっていかないといけない。少し大人になれればなと思う」とヒーロー。これで首位をたたき、2連勝。指揮官も「(残り試合の)41連勝。不可能はないでしょ。気持ちはね」と笑った。やはりチームに背番号8の存在は不可欠だ。(田中 哲)
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