ロッテ、4連敗でも首位と「3.5」差 ミスを減らし守り勝つ野球を!

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2022.8.1(月) 15:50

ロッテナイン (C) Kyodo News

 ロッテはオリックスとのオールスター明け最初の3連戦に3連敗を喫し、7月18日以来となる借金生活となった。

 46勝44敗1分、首位と2.5ゲーム差の4位で前半戦を終えたロッテは、後半戦最初のカードとなったオリックス3連戦に勝ち越し、真夏の8月の戦いを迎えたいところだったが、そんなにうまくは進まない。一方的にやられて負けるのであれば勝ちパターンの投手を使わずにすみ、ある意味仕方がないと割り切れるが、前カードのオリックスの3連戦を振り返ると、攻守にミスが相次ぎ勝てる試合を全て落とした。負け方がよくなかった。

 ロッテというチームはこれまで何度も記してきたように、浮き沈みが激しい。先月でいえば7月18日のソフトバンク戦から23日の日本ハム戦にかけて5連勝で今季最多の貯金を3にしたかと思えば、24日の日本ハム戦から現在4連敗中。連敗中とはいえ、1つの勝利で再び上昇する可能性があり、今後の戦いが全く予想できない。

 パ・リーグ全体の戦いに目を向けても、上位チームも星の潰し合いをしていることもあり、連敗がはじまった7月24日の日本ハム戦後の首位とのゲーム差が「2.5」だったが、7月31日終了時点で首位とのゲーム差は「3.5」と、わずかに1しか開いていない。例年であれば優勝争いから脱落し、CS争いしていてもおかしくない勝率だが、他球団も決め手を欠いている状況で、まだまだ優勝を狙える位置につけている。

 では、ロッテがこの先、浮上するためにどうしていけばいいのかーー。得点力を挙げたいところだが、やはり投手を中心にした守り勝つ野球をしていく必要があるだろう。前カードのオリックス戦ではチャンスにあと一本出なかったイニングが多かったとはいえ、7月30日、31日の試合では、しっかりと先制点を奪った。開幕してからの打線のことを考えると、この先得点力が大幅アップする可能性があるとすれば、若手選手の覚醒、レアード、マーティンの復調といった希望的な部分が多い。ならば、開幕から比較的安定してきた投手陣を中心にした守り勝つ野球を展開していくのが現実的ではないだろうか。

 気がかりなのは、ここ最近投手陣が全体的に疲れ気味なこと。先発陣は7月20日の西武戦で石川歩が6回3失点に抑えたのを最後に、6試合連続でクオリティ・スタート(6回以上3自責点以内)を達成していない。リリーフ陣も東條大樹、西野勇士が新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱し、守護神・益田直也が後半戦初戦に3点リードの9回に同点3ランを食らった。さらにオールスターで素晴らしい投球を見せた小野郁は、オールスターの登板を含めると、2週連続で1週間に4登板以上と、この先の戦いに向けて疲労が心配だ。

 どうしても、ネガティブなことばかり出てきてしまう。ポジティブな部分を探してみよう。ファームを見渡すと唐川侑己、国吉佑樹、東妻勇輔、田中靖洋といった昨季ブルペンを支えた投手がおり、土居豪人は7月、4試合・14イニング投げて防御率0.64、成田翔は5月29日のDeNA戦で森敬斗に安打を打たれたのを最後に左打者を19打数連続無安打に抑えている。リリーフ陣に関しては一、二軍をうまく入れ替えできるだけの戦力はある。そこを首脳陣がどう判断していくかだ。

 先発陣はロメロと美馬学は登板間隔を空けたときに好投する傾向があり、佐々木朗希を含めて登板間隔を空けて登板することになれば、森遼大朗、本前郁也、佐藤奨真、トミー・ジョン手術から復活を目指す種市篤暉といった投手たちの力が必要になっていきそうだ。8月は6連戦が2週連続で続き、23日の西武戦からは7連戦が控えている。かなりタフな戦いが予想されるが、チームが上位進出していくためにも、先発投手には全ての試合でクオリティ・スタートを達成する気持ちで投げ抜いて欲しいところだ。

 残りは49試合。優勝争いから脱落しないためにも、勝率5割前後をキープし、9月に勝負をかけられる状況を作りたい。そのためには、投手陣を中心にした守り勝つ野球で白星を重ねていきたい。

文=岩下雄太

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