ソフトバンク・藤本監督の秘蔵っ子がついに開眼…?解説陣が見たリチャードの“変化”

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2022.7.14(木) 06:44

ソフトバンクのリチャード (C) Kyodo News

◆ 「これがリチャードのパワー」

 オリックスとの3連戦初戦を落とした首位・ソフトバンクは、13日の第2戦に4-2で勝利。

 2位・西武が1ゲーム差で猛追してくる中、この日は帰ってきた千賀滉大が7回2失点と好投。打っては若き大砲候補・リチャードが2打席連発の大暴れを見せ、エースを援護した。




 6月24日・日本ハム戦以来の登板となった千賀だが、立ち上がりから150キロ台後半の快速球と伝家の宝刀・フォークでオリックス打線を圧倒。6回まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチングを披露する。

 7回に味方の守備のミスからピンチを招き、宗佑磨に適時打を浴びるなど2点を奪われたものの、7回・107球で被安打はわずかに1本。無四球・10奪三振の2失点(自責は0)という好投で7勝目。自身の連勝を3に伸ばした。

 そして、その千賀を援護したのがリチャード。この日は試合開始時から腰に違和感があったということで2打席での交代となったが、2回先頭の第1打席で宮城大弥の初球を右中間スタンドに叩きこむと、4回一死走者なしの第2打席では、フルカウントからの変化球を詰まりながらもレフトのテラス席へ。2打数2安打、2本塁打で2打点という活躍を見せた。



 13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄氏は「今までは甘いボールに手が出なかったり、ミスショットをしてしまうことでカウントを不利にしてしまっていたんですが、今日は積極的に打ちに行きましたよね」と、最初の打席で見せた積極的な姿勢に注目。

 また、反対にフルカウントから叩き込んだ2本目については、「追い込まれていたんですが、内角のスライダーですよね。これはバッテリーの配球をうまく読んで打ったんじゃないかなと」とし、いずれにしても“ミスショット”が減っている点を強調した。


 同じく番組に出演した金村義明氏は「1本目は入ってくるスライダーを右中間へ。左投手を打つには最高のバッティングでしたよね」と、ストライクを取りに来たボールを逆らわずに弾き返した打撃を称賛。さらに2本目についても「詰まりながら回転で持って行った。これがリチャードのパワーですよね」と、完璧にとらえることができなくともスタンドまで放り込める持ち前のパワーを讃えた。

 一方で、「ここから上がって行くかなと思っただけに、あした出てくるかはちょっと心配」と身体の状態については注文も。交代は大事を取ってということだが、この2発を今後につなげて行くためにも、戦線離脱は避けたいところだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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