不調に苦しむ今季の早川隆久は「ギャップがない」 能見篤史が徹底分析!

パ・リーグ インサイト

2025.9.9(火) 07:00

能見篤史さん©PLM
能見篤史さん©PLM

 9月8日、パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」に能見篤史さんが出演し、今季不調に苦しむ東北楽天・早川隆久投手の現状を分析した。

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 試合開催が少ない月曜日も、プロ野球、パ・リーグファンが楽しめる時間を作りたいとの想いでスタートした「月曜日もパテレ行き」。今週はGG佐藤さんと能見さんが出演し、「サウスポー徹底分析! 最強投手は誰だ!?」をテーマに、パ・リーグ各球団の左投手を評価した。

 東北楽天・早川隆久投手に厳しく「×」の評価を下した能見さんは、「打たれる率が高すぎる。早川投手は投球フォームに力感がないので、ボールとのギャップがあって、本当に質の良いボールが来る。でも、今年はこのギャップがないんですよね。バッターからしたら、投球フォームのイメージそのままのボールが来ているだけなので、質が落ちている状態」と現状を分析する。

 GG佐藤さんが「修正ポイントは?」とたずねると、「(早川投手との)接点がないのでイメージですが、たぶんリリースポイントと体の使うポイントのズレがずっとあると思う」と能見さん。さらに「うまく(力が)伝わるポイントって絶対にあるんですけど、どこかが良くないときはかばう傾向がある。本当はそこのポイントまで持って行きたいんだけど、先に上体がちょっと開いてしまうとか、体の向きが出力に耐えられなくて指にかからないとか、色々あると思う」と続け、自身の経験を踏まえてこう語る。

「(1年間投げて結果が出た翌年は)違うものを求めたくなるんですよね。相手も対策をしようとするけれど、こちら(投手)も足りない部分を補うために、違うことを取り入れて進化しようとする。これは良いんです。でも、(進化に特化するあまり)“良いもの”をなくしてしまうことはダメなんですよ。“良いもの”は、何回やってもずっと良いんです。バッターも対策をしようとするけれど、対策がなかなかできないものだからこそ“良いもの”。他の部分の進化に特化しすぎると、“良いもの”自体(のレベル)が下がってしまう」

 シーズンを通してローテーションを守った翌年のシーズンは、とにかく「もともと持っていた“良いもの”をなくさないでほしい」と熱く語った能見さん。これにはGG佐藤さんも、「勉強になったな……早川投手に聞かせたいな……」としみじみ語っていた。

LIVE配信番組「月曜日もパテレ行き」
・配信日:毎週月曜日21時~(シーズン中の10月まで配信予定)
・配信先:パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネル
・出演者:週替わりでプロ野球のOBコンビが出演
(銀次さん&金子侑司さん/GG佐藤さん&ゲスト/五十嵐亮太さん&T-岡田さん/谷繁元信さん&里崎智也さん)

来週15日(月)は、五十嵐亮太さんとT-岡田さん、そしてゲスト・清水隆行さんが登場予定。お見逃しなく!

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