
歴代4位の通算900登板を誇る日本ハムの宮西尚生投手(40)が12日、“レジェンド超え指令”を受けた。1軍名護キャンプに参加し、山本昌臨時コーチ(60)と対面。「ウチの岩瀬を超えろ」と通算1002登板で史上最多登板のレジェンド左腕に加え、「僕の最年長記録を抜いて欲しい」と、同コーチが持つ50歳1か月の最年長登板超えも期待された。
充実の時間だった。宮西はブルペンで54球を投げながら、山本昌コーチから技術はもちろん、コンディション維持のヒントを吸収。「技術的には年齢が重なっても急激に落ちることはなく、いい状態をキープする難しさに、ここ数年苦労しているので。どこを注意していたのかを、ピッチング中でしたけど、そっちの方を聞きたいというのを前日から考えていたので、先にそれを聞きました」と内容を明かした。
さらに、年齢を重ねると重心が高くなることを指摘された。山本昌コーチからプレートを蹴る左足の甲に付いていた土が、だんだん付かなくなることを説明されたが、宮西も感じていたことだったという。その左足を意識する助言を受け「その意識を持ち続けることが大事と言われ、まさにその通りやと。改めて再認識させられた。この年になると指導されることがほぼない。すごく貴重」と感謝した。
最多登板記録には「山本さんに、目標は頑張れる材料にもなる、そこは目指してやっていけと発破をかけられた。1試合でも岩瀬さんの記録に近づいていきたい」と前向き。最年長登板には「勘弁してください」と苦笑したが、「答え合わせしてもらった。答え合わせがないままやったら、やっぱ不安じゃないですか」と自信をつかんだ。偉大さゆえの孤独も解消した宮西が、まずは優勝の戦力となるため、開幕への調整を進めていく。