◆日本生命セ・パ交流戦　２０２５　オリックス２―０ＤｅＮＡ（１０日・京セラドーム大阪）

　オリックス・杉本が怪力を見せつけた。両軍無得点の５回１死、ＤｅＮＡ・東の初球の内角球を振り抜いた当たりは、大きな弧を描いて左翼席上段に飛び込んだ。「（九里）亜蓮が頑張って投げていたので、なんとか先制点になってくれてよかったです」。今季７号ソロで、同じ９１年生まれの右腕に決勝点をプレゼントした。

　お立ち台では、「隣のいかつい人に『オレが投げる試合でいつホームラン打つんや』と言われていたので、打ててよかった」と、８回無失点の好投で５勝目を挙げた、左隣の九里をチラリ。２人で披露した昇天ポーズについては「（先発投手は）まだ後があるので、僕は一応気にしたんですけど。亜蓮が『一緒にやりたい』と言ってくれたので、うれしいです」と、笑顔で舞台裏を明かした。

　また、自身が放った特大アーチは、企業看板に直撃。試合後は「レフトポール際の小林機械さん、きょうホームラン直撃してテレビでいっぱい映ると思うので、なんかください！なにか機械が欲しい、ハイテクな機械を」と、予想外のおねだりをした。

　節目の通算１００号本塁打までは、残り１０本。「知らんかった。それを言われたことによって、ちょっと意識してしまいそう」と、控えめながらも量産を思い描いた。

　（株）小林機械の公式Ｘ「取り急ぎご報告です！　何かしらプレゼントさせて頂くことになりました　社長は関西人なのでノリもピカイチです　杉本選手ありがとうございます、プレゼント少々お待ちください」

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