
◆オープン戦 楽天3-0中日(24日、北谷)
楽天は24日、中日とのオープン戦(北谷)で3―0で勝利。練習試合を含めると、今季8試合目の対外試合で初勝利を飾った。今季から指揮を執る今江敏晃監督(40)にとっても、うれしい“初白星”。「負けるより勝つ方がいいなって思いました」と白い歯を見せた。
今江楽天がやっと勝った。3点リードの9回2死走者なし。右腕の西垣が中日の3番・細川を中飛に仕留めると、ベンチ前でハイタッチが起こった。今季、ここまでの対外試合では1分け6敗。暗い雰囲気が漂っていたチームに、これまで見られなかった歓喜の輪が広がった。
就任後、“初勝利”となった今江監督は「負けるよりは勝つ方がいいなって実感できました。今日は本当に内容がいいところが多かったですね」。取材後、球団関係者からウィニングボールを渡されると、とびきりの笑顔。連敗も喫していただけに喜びもひとしおだ。
投打がかみあった。23日、対外試合に初出場した主砲・浅村が初回2死三塁、今季初安打となる適時打を放って先制に成功。昨年10月の右肘クリーニング手術後、初先発となった田中将は、直後の守備で2安打を浴びながらも無失点で切り抜けた。
2番手の荘司は3回を1安打無失点。2年目右腕が4奪三振の力投を見せると、6回から4番手でマウンドに上がったドラフト5位の松田(大産大)も2安打無失点。武器のカーブがさえ渡るなど、投手陣が躍動。5回1死一、三塁では岡島がセンターへ2点適時二塁打を放つなど、打線も奮起した。
指揮官は試合前、母校・PL学園の先輩である中日の立浪監督にあいさつした。「ずっと負けていたのも知っていて。冗談で『今日は勝たしたろうか』って言われて(笑い)」。ジョークを交えた“先制パンチ”を食らったが、めげなかった。「そういう意味で勝たしてくれたわけではないと思いますけど、今日はうちのチームが本当にいい形だった」と納得の表情。柔和な表情を引き締め、視線を次に向けた。