
◆パ・リーグ 日本ハム1―3オリックス(3日・エスコンフィールド)
日本ハムは本拠地で首位・オリックスに連敗し、2年連続でのカード負け越しが決まった。新庄剛志監督(51)は7月13日・楽天戦(エスコン)以来、40試合ぶりに野村佑希内野手(23)を4番で起用するなど打順を組み替えたが、得点圏であと一本が出なかった。早ければ5日の楽天戦(楽天モバイル)でV逸が確定する。
最後まで打ち崩せなかった。打線組み替えも実らず、エスコンで2連敗。前日から計18イニングで1得点の攻撃陣に、八木打撃コーチは「効果的な点の取り方ができない。打線全体の調子が悪いから、なかなかタイムリーが出ない。その流れになるとうまくいかないね」と頭をかいた。
直近5戦で打率1割5分(20打数3安打)の万波を「調子が良くないから気分転換も含めて」(八木コーチ)と1番に、前夜は代打起用だった野村を40試合ぶりに4番に据えたが、得点は7回のマルティネスの適時打のみ。初回2死二塁の先制機で中飛に倒れた野村は「勝ちに直結する結果を残せないのが、申し訳ない」と唇を強くかんだ。
その中でも、開幕4番を託された23歳は必死に1打席目を取り返そうとした。4回1死から東の初球を中前に運ぶと、7回先頭でも三遊間への痛烈な打球で失策を誘い、計2出塁。不振から7月には2軍再調整も味わったが、昇格後は8試合連続安打を記録するなどコンスタントに結果を出しており「波を少なくできている」。毎日グラウンドには一番乗りし、汗だくで早出特打を敢行。稲葉GMにも助言をもらい、トップの位置を下げる新フォームにも挑戦しながら、試行錯誤を重ねている。
今季オリックス戦は8勝13敗1分け。99年~01年以来22年ぶりに2年連続の負け越しが決定した。取材対応のなかった新庄監督は「仙台で」と報道陣に一声かけ、球場を後にした。野村は「一戦一戦やっていくしかない。チャンス、任された場面でいい結果を残したい」と楽天戦からの巻き返しを誓った。(堀内 啓太)
〇…山本拓が1回0封で連続試合無失点を8に伸ばした。1―3の8回に登板。先頭から連打で無死一、三塁を招いたが「0で帰ることしか考えていなかった」と今季最速153キロの直球を武器に後続を抑えた。「高校時代に対戦はなかったけど、やっぱりいい投手」と同学年で同じ兵庫出身の相手先発・東の好投にも感化された。ここまで18登板で防御率1・56の右腕は「その日のベストを出せている」とうなずいた。