
◆2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)
室内練習場でチームメートと指名を待ったオリックス1位の上田西・横山聖哉内野手(17)は「正直、1位で呼ばれると思わなかった。将来は日本代表として球界を代表する選手になりたい」と喜びをかみ締めながら誓った。
世代NO1の呼び声が高い強肩強打の遊撃手は、悔しさをバネに急成長を遂げた。高校入学までは170センチ、60キロほどと小柄。「小さくてやせている」と言われ続けてきた。悔しさを晴らすため、1食900グラムの白米で食トレに注力。2年秋から体格が変わり始めた。身長は10センチ以上伸び、13キロの増量に成功すると高校通算30発、遠投120メートルの大型スラッガーに変ぼうを遂げた。
災害も転機となった。上田リトルシニアに所属していた中学3年時の10月。台風19号が直撃し、練習していたグラウンドが冠水。卒業まで復旧には至らず「野球ができるありがたみを本当に実感した。(指名は)ここまで支えてくれた地域の人へ恩返しになったかな」と感謝の思いを口にした。
目標の選手はオリックスからレッドソックスに移籍した吉田正尚。「体が小さくても飛ばせる選手」と中学時代から打撃フォームをまね、徐々に自身の形に変化させた。守備では同じ遊撃手の源田(西武)と今宮(ソフトバンク)を掲げ「肩はプロでも自信を持ってやっていきたい」と力を込めた。(内藤 菜月)