
ソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)が、8日からのCS第1ステージ(対西武)に向けて猛烈ゲキを飛ばしたことが3日、分かった。
今季最終戦だった2日のロッテ戦(ZOZO)に敗れ、マジック1からV逸。試合後、選手会長の今宮らは涙に暮れたが、宿舎で“王の声”が響いた。
「みんな本当によく頑張った。悔しいが、勝負には表と裏しかない。体も心も疲れてると思うが、まだクライマックスがある。やられたら、やり返せばいいんだから。次、次、次だ。次からの戦いに備えよう」
94年、中日との「10・8」決戦に臨む巨人・長嶋監督(現終身名誉監督)が「勝つ、勝つ、勝つ!」とナインを鼓舞したのは有名な話。ONとして通じ合うものがあったのか、王球団会長も、「次」という言葉を3度繰り返し、選手の士気をよみがえらせた。
そのミーティングでは、藤本監督が涙声で「けがやコロナで大変なシーズンだったが、みんな本当によくやってくれた。悔しいけどね…」と約10秒沈黙したが、「クライマックス、しっかり準備して、やり返そうや」と呼び掛けた。
18、19年はリーグ2位から日本一に上り詰めた。王会長の「次、次、次」を合言葉に、下克上に挑む。(中村 晃大)