7月27日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテの第14回戦は、5対4で千葉ロッテが勝利した。

　千葉ロッテの先発は田中晴也投手。初回、安打と盗塁で2死2塁とされ、レイエス選手の適時打で先制を許す。2回裏には味方の失策も絡み2失点。しかし3回以降は走者を出しながらも粘りのピッチングで得点を許さず、6回114球9安打1四球9奪三振3失点（自責点1）で降板した。

　一方打線は4回表、安田尚憲選手、西川史礁選手の安打で2死1、2塁の好機を演出。ここで、ソト選手が9号3ランを放ち同点に追い付く。7回裏に登板した小野郁投手は水野達稀選手の適時打で勝ち越しを許したが、打線は直後の8回表、高部瑛斗選手の安打と盗塁、犠打で1死3塁とし、藤原恭大選手の適時打で再び同点に。

　8回裏からは横山陸人投手が2イニングを無安打無失点に抑え、試合は延長戦へ。10回裏は高野脩汰投手が3者凡退とすると、11回表、2死から友杉篤輝選手の安打と連続四球で満塁とし、藤原選手が押し出し四球を選び勝ち越しに成功する。11回裏も引き続き高野投手がマウンドに上がり、3人で試合を締めた。

　勝利した千葉ロッテはソト選手が3安打1本塁打3打点、藤原選手も2打点と打線をけん引。横山投手、高野投手がそれぞれ2イニングを無安打無失点に封じる好リリーフを見せ、勝利を手繰り寄せた。高野投手は今季4勝目。敗れた北海道日本ハムは、連勝が「4」でストップ。先発の伊藤大海投手は、7回107球5安打無四死球10奪三振3失点だった。

　 １２３４５６７８９1011 計
ロ ０００３０００１００１ ５
日 １２００００１００００ ４

ロ 田中晴也-小野郁-横山陸人-○高野脩汰
日 伊藤大海-田中正義-柳川大晟-上原健太-玉井大翔-●山本拓実-宮西尚生

文・谷島弘紀

・試合詳細／動画