
◆パ・リーグ ソフトバンク2―5日本ハム(27日・みずほPayPay)
日本ハム・新庄監督が“スクイズ攻め”でソフトバンクを撃破した。これで、昨季から敵地ソフトバンク戦は81年以来44年ぶりの8連勝(1分けを挟む)だ。同点の8回1死二、三塁、五十幡が2度スクイズを失敗した後、二ゴロの間に矢沢が生還。なお二、三塁の場面では石井がスクイズを決めた。指揮官は「(スクイズの)サインを6回くらい出した。成功させて自信を持たせるのが快感」とご満悦だった。
プロ野球記録の開幕から24戦連続犠打なしと攻撃的だった打線は、試合前まで7試合連続で3得点以下。「打った方が(点を)取れん。確率がいい方がこれ」と一転、小技を軸にした。五十幡が「ファイターズは何かやってくる」と言えば、好走塁の矢沢は「打てなくても点が取れる。価値ある1点」と胸を張った。チームは貯金を7に増やし、2位・西武とのゲーム差を1・5に広げた。両リーグ最多の45本塁打の大技に、足を絡めた小技を駆使する新庄ハムがパ・リーグをリードする。(川上 晴輝)
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