
日本ハムの金村尚真投手(24)が11日、先発する12日の西武戦(エスコン)に向け“原点回帰”を誓った。開幕戦で完封勝利を飾ったが、前回5日のオリックス戦(エスコン)では初回に3点を失うなど4回7安打5失点で負け投手。巻き返しのカギに真っすぐのコントロールを挙げ、修正に力を入れてきたことを明かした。
前回崩れた原因は、もちろん分析してきた。「真っすぐはインコースを狙ったのが、真ん中に入って打たれるというのは結構あった。なかなかファウルを取ることもできなかった。真っすぐのコントロールと質は、もう一回見つめ直さないといけないと思ったので、重点的にやってきました」と明かした。
生命線となる直球の内外への投げ分け。より勢いが出るフォームに見直すと同時に、特に外へのコントロールは確認してきた。「コーチの方とも話をして、アウトコースのコントロールというのは一番しっかり投げないといけないところ」。投手の“原点”を見つめ直し、開幕戦で完封した西武打線に改めて勝負を挑む。
10日までの楽天3連戦(楽天モバイル)は伊藤、加藤貴、北山と先発にいずれも白星が付く形での3連勝。「(前回)僕は負けて(チームも同一カード)3連敗しちゃったので、やっぱり悔しい思いはあった。いい刺激になったので、個人としてもチームとしても、いい流れに乗っていくためにも、この試合がすごく大切になる」。11日には延長12回サヨナラ勝利をつかんだチームと共に、自身の勢いも加速させる。(山口 泰史)
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