最後の松坂世代・和田毅が引退試合に先発 持ち味の直球で空振り三振を奪う

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2025.3.15(土) 14:22

福岡ソフトバンクホークス・和田毅投手©パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・和田毅投手©パーソル パ・リーグTV

◇福岡ソフトバンク対北海道日本ハム オープン戦(15日・みずほPayPayドーム)

 昨季限りで現役を引退した福岡ソフトバンクの和田毅投手。3月14日に支配下登録され、今試合に先発した。

 1回表に1番・清宮幸太郎選手と対戦。初球は内角へ133km/hのストレート、2球目も内角へスライダーを投じて追い込むと、3球目も内角へ135km/hのストレートを投じてカウントは1-2に。3球続けて内角を攻めた後は、外角低めに134km/hのストレートを投じて空振り三振を奪う、和田投手らしい直球を生かした投球を披露して降板。場内は大きな拍手に包まれた。

 和田投手は、島根県立浜田高校から早稲田大学を経て2002年のドラフト自由枠でホークスに入団。2003年に新人王を受賞するなど、ルーキーイヤーから一軍で先発として活躍し、2010年には最多勝、ベストナイン、MVPを受賞するなど、優勝に大きく貢献した。

 2011年オフに海外FA権を行使してMLBへ移籍。トミー・ジョン手術を受けるなど、MLBは在籍4年で通算21試合登板と苦しんだ。2016年にホークスへ復帰すると、最多勝、最高勝率の二冠に輝く。以降も一軍の戦力として活躍、2024年は8試合登板に終わったが、プロ初ホールドを記録するなど、リリーフ起用に応えていた。

 2025年も契約を更新する方針であると報じられていたが、2024年11月5日に現役引退を発表。43歳(発表当時)、最後の松坂世代として戦ったレジェンド左腕が、日米通算22年のプロ生活に幕を下ろした。

◇和田毅投手 NPB通算成績
334試合160勝89敗 3ホールド1901奪三振、防御率3.18 勝率.643 WHIP1.14

文・東海林諒平

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