
◆紅白戦 紅組3―0白組(14日・宮崎SOKKEN)
WBC日本代表のオリックス・山本由伸投手(24)が14日、紅白戦で今季初めて実戦に登板し、2回を1安打無失点、4奪三振と圧巻の27球を披露した。球場表示は最速156キロだったが、球団のスピードガンでは157キロを計測。8日の打撃投手で出した156キロを上回った。「まだまだいけそうな感覚はある」と、自己最速159キロを更新する160キロにも自信を見せた。
3月のWBCへ向けて、また一段、ギアチェンジに成功した。「いい方向に向かっているような気がします。とにかく質を求めてやっていった上で、スピードもついてくると思う」。左足を低く速く踏み出す新フォームは、体重移動を意識し、特に直球の伸びを追求。その手応えは投げるたびに強まっている。
初回先頭の太田は、156キロで見逃しストライクで追い込み、148キロのフォークで空振り三振。続く杉沢への4球目、外角直球(ファウル)が球団のスピードガンで157キロ。次の球のフォークで空振り三振に斬った。太田は「エグいです。いろんな投手の中で一番、フォークが直球に見えます」とお手上げ状態だった。
昨年7月9日のロッテ戦(ほっと神戸)で球団日本人最速の159キロをマーク。3か月後のCSで同学年の山崎颯に160キロで抜かれたが、今年の山本には160キロへの期待が高まる。この日は宮城、宇田川との侍リレーで、17日からの代表合宿への“壮行試合”となった。「すごく楽しみです」と足取りも軽やかに、世界一へ突き進む。(長田 亨)