
「第31回 BFA アジア選手権(中国・平潭)」の台湾代表に選出された、オリックスの陳睦衡(チェン・ムーヘン)投手が12日、大阪・舞洲の選手寮を出発した。昨年9月に母国・台湾で開催された「第13回U―18アジア選手権」では、ベストナインに輝いた最速153キロ右腕。日本戦(天母)でも4回無安打無失点と好投を見せ、同年11月にオリックスへと入団した有望株だ。「とても興奮している。去年はU―18の試合だったけど、今年はまた違うレベルでの試合となる。レベルの高い選手を抑え、いい投球を見せたい」と意気込んだ。
4日のウエスタン・くふうハヤテ戦(杉本商事BS)では、5回6安打無失点の快投で公式戦初勝利。「日本の打者はとても粘り強く、すごい打者が多い。どうやってコースに投げ分けて、誘い球をどういう風に投げればいいか、とても勉強になっている」と、異国の地で自らの成長を感じる日々だ。「シーズン中のタイミングで(代表に)行かせてもらって、本当にオリックスには感謝をしている」と、球団への思いも口にした。
同じ2006年生まれの山口や、助っ人のデールからは「頑張ってこいよ!」と激励されたという陳。日本代表との対戦の可能性もあり、「違う国の代表チームとして対戦するのが、特別な感じ」と快投を思い描いた。14日に台湾・高雄の合宿に合流し、大会に向けての調整を進めていく。
◆陳 睦衡(チェン・ムーヘン)2006年3月23日、台湾生まれ。18歳。穀保家商高から台湾国立体育大へ進学。昨年9月のU―18アジア選手権では2試合に先発し、計9回1/3を2安打無失点。181センチ、84キロ。右投左打。
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