
◆オープン戦 中日4―4西武(14日・小牧)
芝生の上で待ち構えるレオ党のもとに、白球が吸い込まれた。西武・岸潤一郎外野手(28)が3回先頭で初球を振り抜き、左翼席へオープン戦1号ソロ。「積極的にいけてよかった」。昇格即、存在感を見せつけた。
8日からの楽天2連戦(静岡)以来2度目の1軍合流で、一発を含む4打数2安打1打点。春季キャンプは2、3軍の高知・春野スタートだったが、黙々とバットを振り込んできた成果が出た。前回は「スポット参戦」で、西口監督が「今回は合流」と明言。「(外野の)レギュラーを目指すのは大前提だけど、しっかりチームの歯車に加われるように」と冷静に足元を見つめている。
試合後には開幕へ向けて初めて明確なメンバー絞り込みが行われ、村田と山村の2軍合流が決定。チーム内競争もいよいよ佳境に入る。(大中 彩未)
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