
◆パ・リーグ 楽天8×―7(21日・楽天モバイルパーク)
西川の今季10打席目で初安打となるソロ本塁打が流れを引き寄せた。2点を追う8回先頭。代打で出場するとロドリゲスの150キロを捉え、クリムゾンレッドに染まった左翼スタンドに叩き込んだ。「打てない時もコーチやスタッフが常に声をかけてくれた。送り出してくれた監督にもすごく感謝している。ファンの皆さんにも感謝したい」と喜びをかみ締めた。
勢いそのままに1点差の9回無死満塁では右前へ同点打。今季初のサヨナラ勝利へ導いた。チームは20日のオリックス戦(京セラD)でわずか1安打のみ。打線が振るわない中、開幕2軍から4月11日に昇格した31歳が代打から結果を残した。「負けていて平気でやっている選手なんて1人もいない。ましてや出てる選手は悔しいし、出てなくても悔しい。チーム全員一緒の思いだと思う。今日はいい結果につながった」と前を向いた。
チームは今季初2ケタとなる16安打をマークし、今季最多の8得点。2019年以来の単独最下位を回避した。ヒーローは「まだまだこんな順位じゃ満足しない。もっともっとレベルの高い野球をやらないといけない」。西川もチームも上昇気流に乗っていく。(内藤 菜月)