ロッテ・松石信八「きついですけど、なんとかやれている」5日から臨時コーチを務める松井稼頭央氏から「守備も打撃も聞けたら聞きたい」

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守備練習するロッテ・松石信八(撮影=岩下雄太)
守備練習するロッテ・松石信八(撮影=岩下雄太)

 「きついですけど、なんとかやれているかなと思います」。

 育成選手で唯一都城春季キャンプに参加しているロッテ・松石信八は、第1クールをこのように振り返った。

 キャンプメンバーの振り分け発表前の1月18日の取材で春季キャンプに向けて、「後悔というか、完璧とまではいかないかもしれないですけど、守備、打撃、走ることにしても、動けるような体でいければいいなと思っています」と話していた中で、キャンプを一軍で迎えた。「守備をアピールしたいと思ったんですけど、バッティングも全部かなと思っています」と、攻走守全てでアピールを目指し、練習に取り組む。

 昨年の都城秋季キャンプでも若手主体ながらも内野手では小川龍成、友杉篤輝といった一軍でプレーする選手たちと共に練習し、「雰囲気自体はそんなにいつも自分声出しているから変わらない感じがしましたが、めちゃくちゃ練習がキツかったなというのはあります」と振り返っていた。

 春の一軍キャンプでも「レベルの差はあるんですけど、ついていけていないことはないかなと思います」とのこと。

 打撃面では昨季、タイミングの取り方を試行錯誤しながらも、秋季キャンプの最後で掴んだものがあった。自主トレ期間中も「ずっと継続して、変えることもなくやっているので、これで春に挑戦してどうかなという感じですね」と、自分のモノにしようとバットを振った。

 春季キャンプではここまで投手との対戦はないが、打撃練習では「対ピッチャーで立っていないので、実戦でやってみてというところですね」と話し、「(感覚は)悪くはないかなと思っています」と変わらず好感触を掴む。

 打つだけでなく、昨季リーグ3位タイの12犠打をマークしたバントもアピールするひとつの材料になる。「バントはマシンでしかやっていないのでわからないですけど、マシンとかではできている方かなと思います」。作戦系での練習が始まった時にしっかりと決められるように、マシンを相手にバント練習を丁寧に行っている。

 最大の武器であるショートの守備は、ファームでは昨年8月3日の巨人二軍戦、2-5の6回一死走者なしで浦田のセンター前に抜けそうなセカンドベース右寄りの当たりを飛び込んで素早く立ち上がって一塁へ送球しアウトにすれば、9月26日の巨人二軍戦でも0-6の5回先頭のヘルナンデスが放ったセンターへ抜けそうな当たりをセカンドベース後方でキャッチし一塁へ送球しアウトにするなど、広い守備範囲と強肩を活かした守りは魅力。

 一軍の春季キャンプでも自信を持って守備練習ができているか問うと、「自信はないですけど、やれてはいるかなと思います。友杉さんとか上手いので、比べたらまだまだなと思いますね」と課題を口にした。

 第2クールからは現役時代にメジャーでも活躍した松井稼頭央氏が臨時コーチを務める。松井氏は現役時代ショートを主戦場にしていた。松石は「守備も打撃も聞けたら聞きたいと思います。どんなことというのはないんですけど、考え方とか守備での入り方、どういう意識を持たれてましたかと聞けたらいいかなと思います」と、松井氏に積極的に質問していく考え。

 春季キャンプで存在感を示し、その先の沖縄本島での練習試合に参加メンバーに選ばれることができれば、アピールするチャンスが広がる。「結果を残すことが一番なので、結果にこだわってやっていければいいかなと思います」。育成3年目、結果を残すため、1日も無駄にすることなく過ごしている。

取材・文=岩下雄太

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