【日本ハム】達孝太5回5失点でデビューから7連勝はお預けも不敗は継続

スポーツ報知

2025.7.7(月) 06:00

2回に満塁弾を放ったレイエスを達(左)はベンチ前で笑顔で迎えた(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 日本ハム8―6楽天(6日・エスコンフィールド)

 日本ハムは6日、楽天戦(エスコン)に逆転勝ちし同一カード3連勝。貯金を最多タイの14とし首位をキープした。先発した達孝太投手(21)は、5回10安打5失点(自責3)で降板。大量失点でも打線の援護を受け、リードを保ったままマウンドを降りた。結果的に勝ち星はつかなかったが、デビュー戦からの負けなしは継続。前回登板で、デビューから全て先発ではプロ野球史上初の6連勝を達成したが、記録更新は次回以降に持ち越しとなった。

 捕邪飛でピンチを脱出すると、ホームベース上で見守った達は2度手をたたき、両手を膝についた。1点リードの5回、2死三塁のピンチ。黒川を打ち取り勝ち投手の権利を得ると、疲れをにじませた。「そんなに制球が乱れたわけでもなく、普通に打たれただけなんで、普通に実力不足なんじゃないかと」と振り返った。

 一気にのみ込まれたのは2回だった。清宮幸の失策をきっかけに、3連打を浴び2失点。さらに、自らのボークで1点を追加された。「人生初のボークもしてしまい、全然ダメでした」。それでも打線の援護を受けた後は、リードを保ち5回10安打5失点で投げ切った。

 完投勝ちした前回の残像が、ずれを招いた。「前回、最後力感100%ぐらいで投げてた。その感覚を持ったまま試合に入ってしまった。そこは勉強になりました」。マウンドでは癖がばれていると感じる場面もあった。「そこを改善できれば」と次回への課題も語った。

 大きな失点を喫したが、幸いチームも勝ち自身の無敗も継続された。新庄監督は「達くんはいい勉強になったと思うし、いい経験になった。プロ野球という世界はそんなに甘くないよと、知らせた意味ではいいゲームでしたね」。初めての苦い経験も糧に、まだまだ連勝街道を歩んでいく。

(山口 泰史)

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