西武・武内夏暉、決勝犠飛でプロ初打点…巨人から交流戦では投手初のV打マーク

スポーツ報知

2025.6.23(月) 05:50

2回無死満塁、先制の右犠飛を放ちナインに迎えられる武内夏暉(カメラ・宮崎 亮太)

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人0―5西武(22日・東京ドーム)

 西武・武内夏暉がまさに“投打の主役”として躍動した。打っては決勝点となる右犠飛。投げては6回4安打無失点で今季3勝目をマークした。交流戦に出場したパ・リーグの投手で勝利投手&勝利打点を記録したのは5人目(6度目)。「本当に貢献できて良かった」と汗を拭った。

 大飛球に球場がどよめいた。2回無死満塁。武内がフルスイングした打球は、右翼フェンスギリギリまで伸びた。もう少しで満塁弾という先制の右犠飛でプロ初打点。高校通算0本塁打で、プロでは無安打の左腕は「意外と飛んでビックリ。もうちょっとボールの上を打っとけば良かった」。

 チームは昨季4勝14敗、借金10の最下位に沈んだ交流戦を10勝8敗でフィニッシュ。昨季の新人王はここまで6試合に先発し3勝2敗、防御率3・34と本調子とはいかないが、「中盤で修正できたのは大きいと思うので今後につなげたい」。後半戦こそはチームを引っ張る。(大中 彩未)

◆巨人は交流戦で初 投手に決勝打許す

 巨人は投手の武内(西)に先制犠飛を打たれ、これが決勝打。巨人が投手に決勝打を許したのは、23年4月6日DeNA戦の5回、東に先制のスクイズ(三犠打)を決められて以来。交流戦でパ投手の勝利打点は、昨年5月30日阪神戦の山崎(日)以来で、先発で勝敗の付かなかった13年大谷(日)を含め、武内が6人目7度目。巨人が交流戦で投手にV打を許したのは初めてになる。

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