◆日本生命セ・パ交流戦　２０２５　ＤｅＮＡ１―２西武（１９日・横浜）

　顔中に噴き出す汗も気にならない。屋外球場で登板した試合で２勝３敗と負け越していた西武・渡辺勇太朗投手だったが、そんなデータをきれいに吹き飛ばした。慣れないマウンドに苦しみながらも、要所を３併殺で切り抜けた。６回を投げて５安打も無失点。「こういう調子でも粘れたことが成長したところだと思う」と自らに合格点を与えた。

　試合前まで６試合連続ハイクオリティースタート（先発で７回以上自責点２以下）も、この日は打順の巡りもあって６回で降板。それでも自己最多の５勝目を挙げた。「勝ちよりもクオリティースタートやイニングを気にしていたので。皆さんがつけた勝ちなので感謝しています」。ローテーションの中心となった風格が表れていた。

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