
◆パ・リーグ 楽天6―3西武(29日・ベルーナドーム)
0・5ゲーム差で追う首位・日本ハムは試合がなく、西武が勝てばゲーム差なしまで接近する可能性があったが逃した。
先発・武内夏暉投手は今季ワーストの6回6安打5失点で初黒星。3回まで毎イニング3者凡退の好投も、「いくつかの失投からリズムが崩れてしまった」と4回に突如崩れた。2死から浅村に左翼線を破る二塁打を浴びると、続くフランコに2号2ランを献上。5回1死一塁から太田に左中間への適時二塁打を打たれ同点とされると、迎えた6回1死一、二塁とされてから、パ・リーグの打率ランキングトップに君臨する村林に左翼線を破る2点二塁打を打たれ逆転を許した。「ホームランを打たれた後でもまだ勝っていたが、ズルズルと立て直すことができなかった」と肩を落とした。
打線は初回、この日28歳の誕生日を迎えたネビンが2死三塁から相手先発・ハワードの151キロ直球を振り抜き右前適時打で先制。「ランナーをかえすために、ライナー性の低くて強い打球を意識して打ったよ」。3回無死一、三塁でもレフトへ犠飛を放ち、今季26打点目をマーク。オリックス・中川らに並んでパ・リーグの打点ランキングリーグトップタイに並んだが、孤軍奮闘の活躍も実らなかった。
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