
◆パ・リーグ ソフトバンク2―0西武(5日・ベルーナドーム)
西武の先発・渡辺勇太朗投手は7回5安打5奪三振2失点で降板。粘投も実らず今季2勝目を逃し、「前回と同じようなやられ方をしているので悔やまれる」と反省を口にした。
またしても山川の一発に沈んだ。両軍無得点の6回、1死から四球を与え1死一塁で迎えたソフトバンクの4番・山川との対戦。初球の141キロカットボールを振り抜かれた打球はぐんぐん伸び、左翼スタンド最前列に飛び込んだ。先制の7号2ラン。「四球を出した分、心の…ほんの少しストライクを取りにいきたい感じが出ちゃった」。打球がバットに当たった瞬間、渡辺は本塁打を確信してその場に崩れ込み、がっくりと肩を落とした。
山川は、今季2度目の登板となった4月6日・ソフトバンク戦(みずほペイペイ)でも被弾した因縁の相手。初回2死一塁で今季1号の左翼スタンドへの1号2ランを許すと、3回にも2死二、三塁から右翼フェンス直撃の適時打を浴び失点。0―5となった5回1死一、三塁では左翼手強襲の適時二塁打を浴びるなど、山川1人に3打数3安打5打点、サイクル安打王手の猛打賞を許して5回途中で降板していた。
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