
◆パ・リーグ ソフトバンク―楽天(17日・みずほペイペイ)
記念のHランプを福岡で灯した。5回1死一塁。楽天・小森航大郎が鋭いライナーを中前へ弾き飛ばした。今季初安打は移籍後初、そしてプロ4年目にして初めて放った安打。「いろいろな人にカツを入れてもらったのが力になりました。まだまだこれからたくさん打ちます」。一塁上で自然と笑みがこぼれた。
突然の召集だった。昨季、12球団でただ1人フルイニング出場を果たした小郷が、出場選手登録を抹消された。今季は13試合で打率1割7分4厘と不調だったことから、三木監督が2軍での再調整を決断。代わって昇格したのが小森だった。急きょ仙台から福岡へ。「呼んでいただいたからには自分でできることをやりたい」と気持ちを高めた。さっそく9番・右翼で先発。2回1死一塁で迎えた第1打席は遊ゴロに倒れたが、第2打席でしっかりと期待に応えた。
21年のドラフト4位でヤクルト入り。50メートル走5秒9のスピードを武器に昨季、1軍初出場を果たした。1月、国内FA権を行使してヤクルトに移籍した茂木の人的補償として楽天へ移籍。登録は内野手だが、外野もこなせる器用さを併せ持つ。「彼のセールスポイントはスピード。失敗を恐れずに思い切ってプレーしてほしい」と三木監督は期待をかける。移籍が決まった時、「レギュラーを目指してやりたいので、まずは足から。そこからチャンスをもらって出られるように」と誓っていた小森。巡ってきたそのチャンスを、生かす時がやってきた。
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