日本ハムの北山亘基投手が９日、先発する１０日の楽天戦（楽天モバイル）でのバースデー勝利を誓った。１０日が２６歳の誕生日にあたる右腕は、今季初登板となった２日のソフトバンク戦（エスコン）で、６回途中１失点に抑え、勝ち投手になったが内容を反省。変化球に頼りすぎたことを踏まえ、改めて真っすぐで押していくピッチングを目指す。

　北山が偶然巡ってきたチャンスを最大限に生かす。誕生日である１０日に先発することになり、「２６歳。ここまで無事に健康に野球ができてることに感謝して、せっかくすてきな機会になったんで、いい形で自分の誕生日をお祝いできたら。しっかり集中して試合に入りたい」と意気込んだ。

　前回２日のソフトバンク戦（エスコン）は、６回のマウンドに上がったものの、先頭打者に四球を出して降板。６回途中１失点で勝ち投手にはなったが「６イニング目の頭、出させてもらって最後投げきれなかった。何回になるか分からないですけど、上げてもらったマウンドはしっかり完結できるように。そこはしっかりテーマとしてやっていきたい」と反省を口にした。

　楽天打線については「甘い球を１球で仕留めてくるようなバッターもいる。１球ずつしっかり、自分のボールを出せるように」と警戒。前回は毎回走者を背負い、苦しいピッチングとなったことから「ちょっと変化球に頼りすぎた部分もあるので、もう一回自分の真っすぐだったり、力で押していくってところも、持ち味として出せるように意識していきたい」と直球中心に組み立てていく構えだ。

　日が落ちると、気温１ケタとまだまだ冷え込む仙台。「思ったより寒かったので、昨日（８日）びっくりした。でも昨日、今日と練習でも外でやってますし、もう大丈夫だと思います」。寒さも忘れる熱いピッチングで、自らのバースデーを白星で飾る。（山口　泰史）

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