◆オープン戦　中日２―３楽天（２１日・バンテリンドーム）

　貫禄十分の投球で、楽天・早川が２年連続の開幕投手へ準備万端だ。先発で４回を投げ、２安打４奪三振、無失点。直球で２つの空振り三振を奪い、「真っすぐは先週の課題だったけど修正できた」と手応えをつかんだ。昨年、初の規定投球回数をクリア（１７０回１／３）や、１１月のプレミア１２で日本代表として登板したことを考慮され、２月のキャンプからスロー調整。投げるたびに調子を上げ、開幕に向けて照準をピタリと合わせてきた。２８日のオリックス戦（京セラＤ）に向け、「全体的に状態は上がってきた。継続していければなと思います」と納得の表情を浮かべた。

　三木監督も「いいボールもいっていた。開幕、シーズンと頑張ってもらいましょう」と期待も大きい。４回には先頭打者の打球が太もも付近に飛んできたが、「（当たったのは）グラブだったので問題なかった。けがなく帰ってこれたので良かったです」とひと安心だ。昨年の開幕戦は７回１／３を投げて６安打１失点と好投も西武に敗れた。「東北に歓喜をもたらしたい思いはある。それを目指してやっていければ」と、力強く話した早川が、チームに２年ぶりの開幕白星をもたらす。（有吉　広紀）

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