
昨年12球団で唯一全試合フルイニング出場を達成した楽天・小郷裕哉外野手(28)が、全試合出場でチームを引っ張っていくと気概を見せた。18日の広島との練習試合で、今年の対外試合初安打をマーク。「結果ももちろん大事なんだけど、内容がどうか。試し合いって書いて試合と読むので。(それまで無安打でも)開幕にあたって見えたものがあったので、僕のなかではいい期間だった」と、今は一つずつ積み上げている最中だ。昨年の活躍にも「(定位置が)確約させているわけじゃない」と言い切り、目標を全試合出場と設定。今後の実戦に向けて「ただ結果を出すんじゃなくてもう一段、二段上のことを考えながら結果を出す、難しいことをやろうと思っている」と意欲を示した。
ドラフト1位・宗山塁内野手(21)=明大=、同5位・吉納翼外野手(22)=早大=とルーキー2人と1軍キャンプを過ごしてきた。自身の1年目を振り返り「僕はあたふたしていたので、どっしりしていてすごいなと思っています」と感心した様子。チームは今年キャプテン制を取っておらず、年齢もキャリアも上位にいる小郷にはリーダー的な期待もかかる。「まず試合に出ないと引っ張っていけない」と話し、「発言とかでは無理なので。結果を残すことが引っ張っていくこと」とプレーでみせると語った。
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