
巨人の若林晃弘内野手(30)と日本ハム郡拓也捕手(25)の1対1のトレードが11日、両球団で合意に達して発表された。
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若林はグラウンド内外で魅力を発揮していた。チームメートが「とにかく優しい」と口をそろえる性格。今春の紅白戦では一塁を守っていた際に走者のルーキー・佐々木と接触し、負傷交代となるアクシデントに見舞われた。夜に佐々木がわびの連絡を入れると「俺のことはいいから、気にせずやってくれればいい」と後輩を気遣った。そんな男気あふれる30歳は「若」「若さん」と親しみを持って呼ばれ、慕われた。
内外野の全ポジションを守れる万能選手。「必要とされるように準備するだけ」と、いくつものグラブを携え、練習中に内野と外野を行き来するのが日常だった。両打ちでもあり、練習量は多くなるが「苦だと思ったことはない」。取り組む姿勢も一目置かれていた。
近年はけがの影響もあり出場機会が激減。「今年だめだったら終わり」。体づくりなど一から取り組みを見直してきた。募らせた思いを力に変えて新天地で暴れるはずだ。(宮内 孝太)