
西武の育成1位・シンクレア・ジョセフ・孝ノ助投手(IL徳島)が7日、埼玉・所沢市の若獅子寮に入寮した。
カナダ人の父と日本人の母を持つ左腕は、埼玉・吉川市にある母の実家で年末年始を過ごしたという。「4、5年ぶりに日本の家族と年末年始を過ごせたので非常にいい時間でした」と笑みを浮かべた。
入寮に際し持ってきたのは、ひぐちアサによる人気野球漫画「おおきく振りかぶって」の単行本30巻目。
これまでの人生の大半をカナダと米国で過ごしてきた異色の新人にとって、“バイブル”ともいえるものだ。「カナダと米国にいた時に祖父母に取り寄せて送ってもらって日本語の勉強としても読んでましたし、日本の野球に近づくためにも読んでいました。この漫画だけとは限らないんですけれど、こういったもののおかげで今、日本で野球ができてるのかなって思うので」。他にも「キャプテン」「プレイボール」「MAJOR」といった野球漫画を入り口に日本語、野球を学んだという。
193センチの長身から投げ下ろす最速151キロの動く速球とツーシーム、スライダーを武器に支配下登録を目指す。「とにかく目立って1秒ずつ、ちょっとでも上達すればいいかなって思います」と9日からの新人合同自主トレ、キャンプでアピールしていくつもりだ。3日には母の実家近くの神社へ初詣をしたが、おみくじは引かなかった。「もともとおみくじは引かないタイプで、自分のものは自分で決めたい。今年はこういう年だよって言われたくないんで」。確固たる信念を持って1軍を目指す。