
◆パ・リーグ 西武3×―2オリックス(4日・ベルーナドーム)
狙いすましたかのようなスイングだった。1点を追う8回2死。カウント2―2で西武・中村の頭の中は本塁打一択だった。「狙っていました」。139キロの抜けたフォークボールが真ん中へ。きれいなアーチが左翼席中段へかかった。7月16日の日本ハム戦(ベルーナドーム)以来となる同点の10号ソロはローズに並ぶ13位タイの464本塁打。同じに史上31人目で球団初の3500塁打も達成した。「あまりピンとこないんですけど、これからも積み重ねていけるように頑張ります」と淡々と喜びを口にした。
7月の球宴で体調を崩し、21日に出場選手登録を抹消された。ファームでは気温35度超の炎天下でランニングをこなすなど調整。「そんなムチャなことはしていないんで」と日焼けした顔で振り返るが、きっちりと状態を戻して復帰したその日に即、結果を出した。「本当にチームを救ってくれました」と声を弾ませた松井監督。中村の一発が9回の岸のサヨナラ打につながり、8月は負けなしの3連勝。反転攻勢へ頼りになるベテランが帰ってきた。