
◆パ・リーグ 西武5―3ロッテ(26日・ベルーナドーム)
待ち焦がれたウィニングボールがようやく届いた。最後を締めた増田から受け取った白球を、西武・与座は笑顔でポケットに押し込んだ。「素直に喜びたいと思いますけど、後に投げてくれた中継ぎの方々にホント感謝しています」と頭を下げた。
10勝を挙げた昨季は7月終了時点ですでに8勝。ところが今季はここまで未勝利。それでも、焦りはなかった。再昇格した5月30日の阪神戦(ベルーナドーム)以降は2敗もクオリティースタート(先発で6投球回以上自責点3以下)を5度達成。「どれだけ自分の投球ができたか、チームの勝ちにつなげられたというところにフォーカスしていだので、試合も作れている感触もありましたし、悩むことはなかったです」と前向きだった。
ポジティブな気持ちが好投を呼ぶ。前回6日の対戦で5回4失点を喫した相手打線に対し、緩急をつけて外角中心の配球でかわしていった。5回3分の2で57球を投げて4安打、1失点。「早いカウントで打ってくるというところで自分の持ち味でもあるストライク先行というところを意識しつつも、丁寧さも忘れず、1失点はしてしまったんですけど、粘れてよかったかなと思います」と振り返った。松井監督も「非常によかったと思います。与座らしい粘り強い投球をしてくれました」とたたえた。
浮かれることはなく視線は次戦へ。「勝ちは勝ちでうれしいですけど、次へ向けて改善していきたい」と表情を引き締めた。今季初めてつかんだウィニングボールは「今のところ行き先は決めていないですけど」と笑みを浮かべた。これから、もっともっとコレクションを増やしていく。