残すはセ・リーグ球団のみ。交流戦で12球団勝利が期待されるパ・リーグの投手たち

2021.5.25(火) 08:00 パ・リーグ インサイト
岸孝之投手、能見篤史投手、増井浩俊投手、美馬学投手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月25日より「日本生命セ・パ交流戦 2021」が開幕する。レギュラーシーズンでは唯一となるセ・リーグ球団との対戦であることに加えて、今季は2年ぶりの開催とのこともあって、普段のカードとは異なる各球団の対戦を楽しみにしていたファンも多くいるだろう。
 そんな中で、複数の球団に所属した投手に期待される記録が“12球団勝利”である。2005年に交流戦が開始されてからは、単独リーグ所属で達成できるようになったこともあり達成人数が増えているものの、現在までに両リーグ合わせて18人しか達成していないことを考えると、いかに成し遂げることが難しい記録かがわかる。そこで、交流戦で12球団勝利が期待されるパ・リーグの投手を紹介する。

岸孝之は今季こそ天敵攻略となるか

 まずは埼玉西武と楽天で通算134勝を挙げ、パ・リーグを代表する右腕である岸孝之投手。今季は2年ぶりに開幕一軍を掴み取ると、初登板で12球団最速となる完封勝利をマーク。4月6日の古巣・埼玉西武戦では3年越しで史上初となる2球団での2桁連勝を挙げるなど、ビッグネームが集まる楽天先発陣の中でも存在感を示している。
 岸投手は、2017年5月7日の古巣・埼玉西武戦でパ・リーグ全6球団からの勝利を達成している。そして、交流戦では歴代7位タイとなる通算21勝をマーク。特に中日に対しては12戦8勝と抜群の相性を...

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