NYファンからはいまだに“恨み節”「新人王は…」
1年前の12月8日(日本時間9日)は歴史的な1日となった。日本ハムからポスティングシステムを利用しメジャー挑戦を目指した大谷翔平投手のエンゼルス移籍が決定した、その日である。ちょうど1年前、大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏が声明を出し、メジャーのほぼ全球団を巻き込んだ争奪戦に終止符が打たれた。
その後の活躍は、知っての通り。二刀流として旋風を巻き起こし、ア・リーグの新人王にも選出された。そんなスーパースターが誕生した1年前をMLB公式サイトも回顧。「1年前の今日、ショータイムはエンゼルスの選手になった。彼は期待に応えましたか?」とし、この1年の大谷翔平を振り返る動画を公開した。
動画は入団決定の翌日、12月9日(日本時間10日)に行われた入団会見の様子からスタート。1分間の中に、初登板や初本塁打のシーンなど、今季の名場面が集められており、ファンからも喝采のコメントが続々と寄せられている。
「ブレーブス以外で、僕が遅くまで寝ないで野球を見る理由は彼だけだ」
「もちろん。腕を怪我するまでは素晴らしい投球だったし、ベテランのような打撃を続けた。次の10年のア・リーグMVP争いは彼とブラディミールJr.になると思う」
「応えたか?間違いない!!!」
「簡単にね」
「とても良い野球選手で、見ていて楽しい」
「そうじゃないと言う人は、彼が新人王になったことが気に入らないか、彼のプレーを見ていないかのどちらかだ」
「彼がカブスに入団しなかったことがまだ残念。シカゴでショータイムを見たかった」
「彼は期待されていた通りで、それ以上だった」
「ミギー(・アンドゥハー)が新人王になるべきだった…オオタニはとても良いけれど、それでも」
「ヤンキースファンはまだとても悔しいみたいだね」
「ニューヨークファンはいいね…まだ悔しがっているよ。エンゼルスはかなりハッピーだよ…だから、彼は間違いなく期待に応えたね」
「彼は期待に応えたよ。素晴らしい選手だ。アンドゥハーの方が良いシーズンを送ったけれど」
大谷の働きを称賛する声があがる中で、新人王の座を争ったミゲル・アンドゥハーが属するヤンキースのファンからは、1か月以上が経過したにも関わらず、いまだに“恨み節”が出るほど。傑出した活躍を見せた「エンゼルスの大谷翔平」は、ちょうど1年前のきょう、誕生した。
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