4年総額18億円の好条件を提示、複数回交渉も…
福岡ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長は7日、FAでの獲得を目指していた西勇輝投手から断りの連絡が入ったことを明らかにした。この日、報道陣に対応した三笠氏は「今日の午前中に代理人さんから電話で『他球団でプレーします』と連絡がありました」と語った。
来季の先発候補として、オリックスからフリーエージェントとなっていた西に4年総額18億円ともいわれるオファーを出した福岡ソフトバンク。複数回にわたって交渉を行ったものの、思いが成就することはなかった。福岡ソフトバンクは浅村栄斗内野手の獲得も目指していたが、こちらも東北楽天入りが決定。FA戦線で“連敗”を喫することになった。
補強の目玉として獲得を目指した2選手を共に逃すこととなった福岡ソフトバンク。三笠本部長は「残念ですけど、ご縁のあることですので。我々としては誠意を尽くして対応しましたけど、縁がなかったということ。もともと補強と育成のバランスをとって強化することを続けてきている。育成の方で若手にもチャンスはあるので、そういう方向で強化を図ることになると思います」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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