コービンのナショナルズ入りで先発FA市場が活発か
ナショナルズは4日、ダイヤモンドバックスからフリーエージェント(FA)となっている左腕パトリック・コービン投手と6年1億4000万ドル(約157億7600万円)で契約合意に達した。MLB公式サイトなどが一斉に報じた。今オフのFA市場の先発投手で最高評価を手にしていた左腕の去就が決定したことで、ここからFA先発投手の市場は活発化しそうだ。そんな中、コービン争奪戦に敗れたフィリーズが西武の菊池雄星投手獲得に切り替える可能性が急浮上している。
今オフ屈指の注目株だった左腕の移籍先が決まった。2012年にメジャーデビューを果たし、通算56勝54敗、防御率3.91の成績。今季は33試合に投げて11勝7敗、防御率3.15という好成績でオールスター出場も果たしていた。
ナショナルズと総額158億円の大型契約を結んだことで、ヤンキース、フィリーズらコービン争奪戦に敗れたチームが次なる動きに出た。
フィリーズの地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」のマット・ゲルブ記者は、「ハップが次なるターゲット。ユウセイ・キクチも、もう1つの選択肢だ。36歳のハップは3年契約を求めている」とツイートした。
今季ナショナルズからFAになったブライス・ハーパー外野手とドジャースからFAとなっているマニー・マチャド内野手の目玉ダブル獲りを狙うほどの資金力を誇るフィリーズは、先発左腕を確保するためにヤンキースからFAとなったJA・ハップと菊池の2人を狙っていると報じている。
ハップは昨季17勝6敗で防御率3.65と活躍していた。MLB公式サイトによればヤンキースも今季所属したハップ、ランス・リン両投手に加え、レッドソックスFAのネイサン・イオバルディ投手もリストアップしているという。
先発FAの目玉コービンの移籍先が決まったことで、菊池の去就にも大きな影響が出てきそうだ。移籍マーケットのドミノ倒しは本格化を迎えようとしている。
(Full-Count編集部)
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