埼玉西武榎田がキャリア初2桁勝利 球団から「文句なし」の賛辞でほぼ倍5500万円

Full-Count 上岡真里江

2018.12.5(水) 09:21

契約更改に臨んだ埼玉西武・榎田大樹※写真提供:Full-Count(写真:上岡真里江)
契約更改に臨んだ埼玉西武・榎田大樹※写真提供:Full-Count(写真:上岡真里江)

トレード前からオフの練習に手応え「変わらずに自分の力を出せた」

 埼玉西武の榎田大樹投手は4日、所沢・メットライフドームで来季契約を更改した。2800万円増の5500万円で大幅アップとなった(金額は推定)。

 開幕目前の3月14日にトレードで埼玉西武に加わった。貴重な左腕先発として重宝され、23試合中22試合で先発し、11勝4敗とキャリア初の2桁勝利を記録。優勝に大きく貢献した。球団からも「文句なし」と最大級の賛辞をもらい、「トレードで来て、充実した1年だった。阪神で『こういう1年だったらいいな』と思っていたようなシーズンを送れた」と、納得の表情だった。

 来季は、メジャー挑戦を目指す菊池雄星が抜ける予定とあり、かかる期待もより高まるが、「僕以上に投げてくれる若手が出てこないと、チームは苦しくなってくる。僕は今年と変わらず、5、6番目のところで投げていければいいのかなと思う」と、自身の安定継続を誓うとともに、若手の台頭に期待を寄せた。

 トレードが決まる前から、オフ期間の取り組みに手応えを感じていただけに「自分の中では、今年の頭から『できるんじゃないか』との気持ちもあった」と明かす。「阪神だったとしても、これぐらいやれたのかもしれないですし、もしかしたらやれなかったかもしれない。打線の援護もありましたが、僕自身としては、チームは変わりましたが、変わらずに自分の力を出せた。ルーキーで阪神に入った時の状態を取り戻せたのかなと思っています」。チームにもすっかり溶け込んだ。「この1年間やれたことを慢心せず、変わらず投げられたらいいなと思います」と、謙虚に来季を見据えた。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

記事提供:Full-Count

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