北海道日本ハム横尾が4年目の進化を宣言 手本は3冠王カブレラと元同僚の大谷翔平

Full-Count 石川加奈子

2018.12.4(火) 11:15

契約更改に臨んだ北海道日本ハム・横尾俊建※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)
契約更改に臨んだ北海道日本ハム・横尾俊建※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

オフのテーマは「確率を良くするバッティング」

 北海道日本ハムの横尾俊建内野手が3日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万円増の2100万円でサインした(金額は推定)。

「自分が思っていたよりも上がりました」と、大きな期待を受け止めた横尾。クライマックスシリーズの福岡ソフトバンク戦では3戦で2発放った。レギュラーシーズンでも昨季を2本上回る9本塁打をマークし、右の大砲候補としての存在感を増している。

 本塁打を放った時のおにぎりパフォーマンスでも人気の「おにぎり君」は、3年目の今季「2番・二塁」で開幕スタメンに抜擢された。だが、レギュラー奪取には至らず、悔しさも味わった。その思いをバネに、来季は圧倒的な打力を見せつけるつもりだ。「バッティングを突き抜けていかないと試合にも出られない。飛距離、率、対応力、全部伸ばしていきたいと思っています」と力強く語った。

「ホームランはある程度打てると思うので、確率を良くするバッティング」をオフのテーマを掲げる。そのために目指すのは、150キロを超える速球を右中間スタンドに放り込む技術だ。

 参考にしているのは、ミゲル・カブレラ(タイガース)。「自分と何が違うのか考えながら、どうやったらそっち(右中間)の方向に飛ぶのか理解した上で、いいバッターはどうなっているのか、すり合わせています。真似というよりは参考にしながら、自分の色を出していけたら。オフの期間にしかできないので、キャンプまでには絶対に仕上げて、キャンプには固まっている状態で臨みたいです」と目論む。

 もう1人のお手本は、元同僚の大谷翔平投手(エンゼルス)だという。昨年打撃練習を凝視し、カブレラとの共通点を見出した。「バッティング練習で逆方向(のスタンドに)に入るのは本当に限られた選手。僕の場合はそれがホームランにならなくても、長打になればいいですし、そこは突き詰めていきたいです」と言う。自慢の長打力に磨きをかけ、来季大ブレークを狙う。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

記事提供:Full-Count

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