投球動作分析のプロが持ち球を分析「14年沢村賞に何も驚きはない」
オリックスの金子千尋投手が高い投球能力を見せている。米シアトル郊外にあり、メジャーリーガーの間でも話題になっているトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」のカイル・ボビー氏が自身のツイッターを更新。「ドライブライン・ベースボール」では、トレーナーや医師、動作分析の専門家らの下で科学的な指導が受けられるが、14年に16勝5敗、防御率1.98を記録して沢村賞を受賞した右腕の投球能力の高さが話題になっている。
金子が披露したのは直球にスプリット、スライダー。ボビー氏がツイッターで紹介した動画の日付は「2018年11月16日」となっており、金子のリリースからのボールの回転などがスローで見られる。ボビー氏はそれぞれの回転効率を「見事に表している」と指摘。さらに「それにより大きな違いが、これら(の球種)に生まれている」と評価し、続けて「投げる球の素晴らしさを考慮すれば、2014年に彼が沢村賞を獲得したことに何も驚きはない」と称賛している。
今季は開幕4連敗と出遅れ、4勝7敗と不本意なシーズンを送り、オリックスから大減俸を提示されて自由契約を申し入れた金子。投球分析に長けるボビー氏の称賛コメントを励みに、来季復活へつなげたい。
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