北海道日本ハム公文が大幅アップの4100万円でサイン 「50試合を続けることが大事」

Full-Count 石川加奈子

2018.11.30(金) 19:51

契約更改に臨んだ公文克彦※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)
契約更改に臨んだ公文克彦※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

チーム最多の57試合に登板し2勝0敗11ホールド、防御率2.17をマーク

 北海道日本ハムの公文克彦投手が30日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1730万円から2370万円増の4100万円でサインした(金額は推定)。

 倍増以上の大幅アップに6年目左腕の頬が思わず緩んだ。「思っていたよりも評価してもらい、うれしかったです。去年よりいい場面で投げさせてもらったのが自分のモチベーションになったのかなと思います」とキャリアハイを刻んだシーズンを振り返った。

 巨人から移籍2年目の今季は開幕直後に不振に陥って2軍降格したものの、体重移動を微調整して4月20日に再昇格すると安定感のある投球を続けた。チーム最多の57試合に登板して2勝0敗11ホールド、防御率2.17と圧巻の成績を残した。

 大躍進の影には、同じリリーフ左腕の存在があった。11年連続50試合以上登板を続けている宮西尚生投手だ。セットアッパーとして修羅場をくぐり抜けてきた鉄腕から、場面に応じた攻め方、考え方を教わっている。8月22日埼玉西武戦で浅村に逆転満塁本塁打を許した後にも2人で話し合ったという。

「(この場面は)勝ち越されなければいいとか、そういう感じの考え方を持って、(もう一方では)悪い状況も考えながら、そうならないように。それまでは(目の前の)バッターだけになっていましたが、もっと周りを見ることができれば、自分も楽になると思います」と公文は話す。

 来季も師匠の背中をとことん追いかける。「宮西さんみたいに50試合を続けることが大事だと思うので」と来季の目標に掲げたのは今季に続く2年連続の50試合登板。さらに「やる以上は宮西さんの投げているポジションでは投げたいと思います。数字もそうですし、宮西さんを目標としてできればいい」。来季も最強左腕コンビでフル回転するつもりだ。

記事提供:Full-Count

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