4年目の今季は1年間1軍で過ごし86試合出場、7本塁打をマーク
北海道日本ハムの清水優心捕手が29日、札幌の球団事務所で契約更改交渉を行い、1000万円から倍増の2000万円でサインした(金額は推定)。
4年目の今季は初めて1年間1軍で過ごし、86試合に出場した。「自分が思っていたよりも評価してもらったので、うれしかったです」。そう言って表情を緩めたのは一瞬だった。「バッティングも守備もまだまだ課題だらけだと思った1年。体力づくりも一からやらないといけないし、来年はバッティングも守備もしっかり活躍して優勝したい」と力を込めた。
今季加入したベテランの鶴岡慎也捕手から学んだことは多かった。来季は、鶴岡のように1年間波のない選手を目指す。「球団には『来年は波の少ない選手なります』と言いました。今年は技術がうまくいかなくなった時に、メンタルに影響して、いい時と悪い時の差があったので」と話す。
今季7本放った本塁打の中には、5月3日東北楽天戦の逆転満塁弾など印象的なものも多かった。広い札幌ドームで本塁打を放ったことで自信をつかみ「チームに貢献できることなので、2桁目指してやりたい」とパンチ力についても磨いていく。
昇給分については、両親へのプレゼントのほか、後輩に還元するつもりだという。「物欲はないので。後輩も増えてきたので後輩をご飯に連れていきます」。北海道日本ハム選手会の会計に就任したばかりの面倒見の良い22歳は笑った。
来季の目標にはリーグ優勝と日本一を掲げた。「ぼく自身なったことがない。そこがキャッチャーとして評価される場所なので」とチームのためにグラウンド内外で全力を尽くす。
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