【試合戦評】北海道日本ハムが17安打6得点の爆発。宮西投手がリーグ初となる10年連続50試合以上登板を達成

パ・リーグ インサイト

2017.9.26(火) 00:00

京セラドーム大阪で行われるオリックスと北海道日本ハムの2連戦初戦。オリックスの先発は、本拠地初白星を狙う高卒ルーキー・山本投手だ。過去3回の登板は全て千葉ロッテ戦。北海道日本ハム打線との初対決ではどのような投球を披露するか。対する北海道日本ハムの先発は、プロ初勝利を目指す3年目の石川直投手。前回登板では3被弾を含む5回7失点と崩れてしまったが、その経験を糧に今日の登板に挑む。両チームこれからの飛躍が期待される若手投手同士の対決となる。

初回、山本投手はキレのあるスライダーで3者連続三振を奪う。その裏、石川直投手もオリックス打線を3者凡退に打ち取り、両投手上々の立ち上がりを見せた。

先制したのは北海道日本ハム。3回表、先頭の石井一選手が粘って右前打で出塁すると、1番・西川選手も安打を放つ。続く松本選手はしっかりと犠打を決め、1死2,3塁。この場面で3番・大谷選手が犠飛を放ち、北海道日本ハムが1点の先制点を挙げた。

4回表にも、先頭の横尾選手が二塁打で出塁すると、2死3塁から9番・石井一選手が適時打を放って加点に成功。北海道日本ハム打線が、好投を続ける石川直投手を援護する。

援護をもらった石川直投手は、5回までオリックス打線をわずか2安打に抑える好投を披露。5回裏、先頭の小谷野選手に安打を許すと、自らの暴投で無死2塁のピンチを招く。しかし、直球と変化球を駆使して後続を打ち取り、無失点で切り抜けた。

6回裏、オリックス打線が反撃。先頭の代打・小島選手が安打で出塁すると、1番・T-岡田選手が29打席ぶりの安打となる29号2ランを放ち、試合を2対2の振り出しに戻した。

しかし、追い付かれた北海道日本ハムは、直後の7回表。2死から5番・レアード選手が四球を選ぶと、6番・横尾選手が安打を放って2死1,3塁。この好機に7番・大田選手の打球が遊安となり、北海道日本ハムが1点の勝ち越しに成功する。

9回表にも、5番・レアード選手の適時打、野選、さらには1番・西川選手に適時打が生まれ3点を追加。試合終盤で、リードを4点に広げる。その裏は白村投手が抑え、試合はそのまま6対2で北海道日本ハムが勝利した。

北海道日本ハムは石井一選手の4安打を含む17安打6得点と打線が爆発。先発・石川直投手はプロ初勝利を逃したものの、6回途中2失点と前回登板からの成長を見せた。4番手・宮西投手は、パ・リーグ初の10年連続50試合以上登板を無失点で達成した。明日は今季2勝目を目指す斎藤佑投手が先発のマウンドに上がる。

対するオリックスは、6回裏にT-岡田選手に9月5日以来となる同点弾が生まれ、通算本塁打数を球団10位の154本とした。しかし投手陣が踏ん張れず、直後に勝ち越しを許した。

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