所属球団との契約もあり「僕の気持ちだけでは…」
エンゼルスの大谷翔平投手が22日、日本記者クラブで会見に臨み、メジャー1年目の今季を振り返った。2020年に開催される東京五輪に関して質問が及ぶと「五輪に関しては僕の気持ちだけでは……」と言葉を濁しながらも、「出場してみたいなと思うのは普通のこと」と興味を示した。
自国開催となる2020年の東京五輪。日米を沸かせるスーパースターの出場を心待ちにするファンも多いが、所属するエンゼルスとの契約もあり「五輪に関しては僕の気持ちだけでは……」と明言を避けた。だが、同時に「興味を持って見ているし、野球が開催されるので、出場してみたいなと思うのは普通のこと」と本音を覗かせる場面もあった。
今季終了後に右肘靱帯再建手術を受けた大谷は、来季は打者に専念し、2020年から投手として本格復帰する予定。また、MLB機構はメジャー登録40人枠に入っていない選手に五輪出場許可を与える方針ということもあり、大谷が五輪出場できる可能性は低いかもしれないが、心の中に侍ジャパンへの思いもしっかり宿っているようだ。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
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