【試合戦評】角中選手の決勝2ランで千葉ロッテが勝利。二木投手は6回2失点の粘投で今季6勝目

パ・リーグ インサイト

2017.9.19(火) 00:00

昨日の福岡ソフトバンク戦では20安打14得点を挙げ、乱打戦を制した埼玉西武。今日からは今季の対戦成績が16勝5敗と、相性の良い千葉ロッテを迎え撃つ。カード初戦を託されたのは岡本投手だ。ここまで6勝1敗と貯金を積み上げているが、直近3試合は調子を崩し白星から遠ざかっている。2試合連続のサヨナラ勝利を決めた打線の勢いも借りて、約1か月ぶりの白星を挙げたいところだ。

対する千葉ロッテの先発は二木投手。4年目の二木投手は現在120回1/3を投げて、自身初の規定投球回も目前だ。今日の試合では長いイニングを投げ、試合を作っていきたい。

初回、岡本投手は味方の失策もあり走者を背負う場面もあったが、無失点に抑える。対する二木投手は簡単に2死を奪った後、連続四球を与え2死1,2塁のピンチを招くが、5番・森選手を二ゴロに仕留めて無失点に抑えた。

試合が動いたのは2回表。1死から6番・中村選手と7番・田村選手が連打で出塁する。8番・パラデス選手が死球を受けて1死満塁の絶好機を迎えると、9番・平沢選手は打ち取られるが続く加藤選手が2点適時打を放ち、千葉ロッテが2点を先制した。

先制を許した埼玉西武だったが、直後の2回裏に反撃を仕掛ける。1死から7番・中村選手が安打で出塁し、2死1塁から9番・金子侑選手が右中間への適時二塁打。続く秋山選手も適時打を放って追加点を挙げ、埼玉西武がすぐさま同点に追い付く。

しかし、直後に千葉ロッテが試合の主導権を取り返した。3回表、先頭の荻野貴選手が安打で出塁すると、3番・角中選手が左翼ポール上を通過する第7号2ラン。スコアは4対2となり千葉ロッテが再び2点のリードを奪う。

リードをもらった二木投手は毎回のように走者を出すものの、4回裏から3イニングス連続で埼玉西武打線を併殺に打ち取り、得点を許さなかった。最終的に6回を投げて被安打8、与四球2、失点2と試合を作り、中継ぎ陣にマウンドを託す。

7回裏、2番手の有吉投手がマウンドに上がるが、埼玉西武打線がその代わり端を捉える。2死から1番・秋山選手が左中間を破る二塁打を放つと、続く源田選手が適時打を決めて点差は1点。土壇場で埼玉西武が千葉ロッテに詰め寄った。

しかし、8回表にも福浦選手の犠飛などで2点を追加した千葉ロッテが大谷投手、内投手と継投し、6対3で勝利。先発の二木投手は自身の連敗を4でストップさせ、6勝目を挙げた。明日の試合の千葉ロッテの先発はルーキーの酒居投手。埼玉西武は十亀投手。千葉ロッテは十亀投手に対して、今季は防御率1.23と抑え込まれている。連勝を目指すためにも打線の奮起に期待したい。

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